Dream Baby Dreaming

RAD HOURANI AUTOMNE HIVER 2011-2012

RAD HOURANI

RAD HOURANI

パリファッションウィークのラストを飾ったのはRAD HOURANI。バスティーユ駅近くのショールームで行われた。

内容は2つに分かれており、前半は短編映像が流れ、後半はプレゼンテーションの形式であった。
前半は、抽象的なイメージが幾重にもよぎるクールな映像と、各ルックの紹介。上の写真はその映像の一部である。各ルックの部分は説明を付けるために必要とはいえ、ややムードが緩んでしまった。

後半はモデルのIrina Lazareanuを招いてのプレゼンテーション。Rad Hournaiの服を身にまとった彼女をデザイナー自身が脱がせてゆく。パーツごとに剥がしてゆくといった方が適切かもしれない。前半の映像の音楽が激しいエレクトロだったのに対し、後半はIrina自身が歌うアコースティックな音色が流れていたため、とてもパーソナルな雰囲気であった。前から、どことなくプラモデルのようだと思っていた、各パーツを組み替えて出来上がる服が、色っぽく見えた。思い返してみると、オノ・ヨーコ(Yoko Ono)の「Cut Piece」から影響を受けたのかもしれない。シンプルながらも余韻の残るプレゼンテーションであった。

RAD HOURANI
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# by drmbbydrm | 2011-03-27 05:55 | PARIS COLLECTION

AGNÈS B. AUTOMNE HIVER 2011-2012

AGNÈS B.

AGNÈS B.のデフィレはテュイルリー公園近くのホテル「Le Meurice」が会場であった。
各席にはAGNÈS Bの紙袋が置かれており、中にはプレスリリース、プログラム、イメージブックなどが入っていた。プレスリリースによると、1789年に起ったフランス革命にインスパイアされたようで、「au palais royal en 1789」と題されたイメージブックには、ナポレオンハットを被った男女がパレロワイヤル内を自由に歩く写真が載っていた。

あくまでも推測にすぎないのだが、このテーマはパリファッションウィークに対する彼女なりの決意表明ではないのだろうかと思った。ディオールの事件は偶然に過ぎないにしても、この産業のしがらみから軽やかに抜け出し、自らのステップでファッションを楽しみましょう、という。

カラフルでありながらも、優しい色合いの服を身にまとったモデルたちが楽しそうに現れるため、こちらまで心が弾んでしまう。服は日常的なものから、ちょっとした社交服まであり、もしカーラ夫人が着たら、少しはフランスの未来は明るくなるのかなと思ったりもした。

各々がファッションを楽しめる現在に対し、このあり方は優しく、ファッションを考えるにあたって一番大切な部分なのではないだろうか。
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# by drmbbydrm | 2011-03-23 05:21 | PARIS COLLECTION

COMMUUN AUTOMNE HIVER 2011-2012

COMMUUN

COMMUUN

シルエットや素材はとてもよく考えて作られており、美しかった。しかし、ちょっとTOO MUCH感を覚えてしまった。スポーツの要素をミニマルなドレスに取り入れているのがユニークだが、良くも悪くも小技がとても多く目が泳いでしまった。ポイントが如実に現れている部分より、切り返しのディティールの美しさに目を奪われた。
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# by drmbbydrm | 2011-03-20 00:06 | PARIS COLLECTION

11/3/2011



それは突然のことで、あまりにも甚大な被害をもたらしてしまった。
当日の朝はあまりにも晴れ渡っていたため、とても信じることができなかった。
ここで触れることのできる情報量の少なさに歯がゆい思いをしている。
相次ぐ被害に、胸騒ぎを覚えるばかりだ。

ただ、twitter上での日本人のふるまいには感動を覚えずにはいられなかった。
スクリーン上の活字を追うだけで、他者を想う心の深さに満ちていたのだ。

また、ここに住む多くの国籍の方々が日本のことを気遣ってくれている。
ありがたいことだ。

日本は変わってしまった。
問題は山積みだが、以前の暮らしを取り返すより、勇気ある行動、
他の可能性へと人々が歩み始めようとしている。そんな気がする。

震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。
多くの命が無事でありますように。
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# by drmbbydrm | 2011-03-17 08:57

YOHJI YAMAMOTO AUTOMNE HIVER 2011-2012

YOHJI YAMAMOTO

あの事件後、YOHJI YAMAMOTOはどこか吹っ切れたように感じる。それまで奥に隠れがちであったセクシーが徐々に露呈され、更には声を大にして語られることのなった彼自身の人生観が「My Dear Bomb」という1冊の書籍となり、今年に刊行されたばかりである。守りに入るどころか、ますます攻めの姿勢を強めている。

そして今回のデフィレは、さらに自らの重荷を捨て去るような大胆さに満ちていた。彼自身のシグネチャーカラーである黒、赤を用いてはいるのだが、驚くほどに軽やかだ。会場の照明はとても明るく、ディティールまではっきりと見ることが出来た。秋冬コレクションであることを忘れてしまうほどの、透け感のある服たちが多く、レースのワンピースからは地肌の様子が垣間見れてしまう。逆立ったキャンディカラーのヘアや、肌を這うレギンスが一層ラディカルな雰囲気を高めている。ロックでセクシーで、下手に触ると火傷しそうな、しかし非常に突き抜けたショーであった。
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# by drmbbydrm | 2011-03-11 07:18 | PARIS COLLECTION