Dream Baby Dreaming

カテゴリ:PARIS COLLECTION( 32 )

CHRISTIAN LACROIX HOMME PRINTEMPS ÉTÉ 2012

Christian Lacroix Homme

事前まで、Christian Lacroix Hommeは誰の手によって手掛けられるのかリサーチしないまま赴いた。
現デザイナーのSacha WalckhoffはLacroixが去る以前から、メゾンで長年経験を積んだ人物である。
クチュールメゾンの閉鎖と共にLacroix本人はデザイナーを辞任、今年キュレーションを手掛けた「L'Orient des femmes vu par Christian Lacroix」は記憶に新しい。趣旨は違うものの、今回のデフィレで先の展覧会以上の感動を得ることはできなかったが、なかなか可愛らしかった。
会場は改装中のBoutiqueで、写真でも分かるように、コンクリートの壁が剥き出しの状態であった。「再生」という意味合いも込め、この会場にしたのかは謎だが、Lacroixのアイデンティティとかみ合っていない気がした。
服は全体的に短めの着丈のものが多く、かなりBoyishであった。ジャケットの襟の切り返しが小さくデザインされており、品が良い。また、プレスリリースを読むまで気が付かなかったが、ディディールにTorero(闘牛士)の衣裳から影響を受けたであろう、デコラティブな要素(刺繍)があった。

Christian Lacroix Homme
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by drmbbydrm | 2011-06-29 22:41 | PARIS COLLECTION

EHUD PRINTEMPS ÉTÉ 2012

Ehud

デザイナーのEhud Josephはイスラエルに生まれ、ニュージーランドで活動後、Central Saint Martinsで再履修し、現在はアムステルダムで活動の拠点を設けている。
今回は2回目のデフィレで、自我のプロテクションをデザインに反映させようと意識したらしい。
自らのデフィレを"this journey"と呼ぶように、日常からの離脱の意味合いも取れる。
鳥のくちばしのような唇もそうだが、デフィレは白、黄色が目立ち、軽やかであった。後ろ身頃が透けているジャケットや透け感のあるシャツが柔らかなプロテクションを描いていた。ただ、カラフルな化学繊維のジャケットは数年前の80s揺り戻しの焼き増しに見えてしまった。冒頭の写真のChristophe Coppensによるハットがメイクと共に可愛らしさを添えていた。

Ehud

Ehud
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by drmbbydrm | 2011-06-29 21:50 | PARIS COLLECTION

JOHN LAWRENCE SULLIVAN PRINTEMPS ÉTÉ 2012

JOHN LAWRENCE SULLIVAN

6月22〜26日まで、2012年春夏パリ・メンズ・コレクションが開催された。
今回多くのデフィレを見たので、追ってレポートしていこうと思う。

今コレクションのトップバッターを飾ったのは、今回パリコレ2回目であるJOHN LAWRENCE SULLIVAN。
開催される直前にオフィシャルのスケジュールに載ったので、是非と思い、足を運んだ。
プレスリリースによると、今回は鮮やかな色を伝統的なテーラリングに落とし込もうと意識したらしく、特にシルク地の発色が目に映えた。
発色もそうだが、デザイナーのテーラリング、服に対する対峙の仕方に関心がいった。
全体的にミニマルであったかもしれないが、鮮やかな色を用いているものの、シルエットのシャープなラインと相まって、良い意味でどこか醒めた空気感が漂っていた。デザイナーの柳川荒士氏が、以前プロボクサーであったことと関係しているかもしれない。服を着て、行動に移る前の一瞬の空白、感情の高まりの経緯がデザインに溢れていた。

JOHN LAWRENCE SULLIVAN

JOHN LAWRENCE SULLIVAN
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by drmbbydrm | 2011-06-27 23:39 | PARIS COLLECTION

RAD HOURANI AUTOMNE HIVER 2011-2012

RAD HOURANI

RAD HOURANI

パリファッションウィークのラストを飾ったのはRAD HOURANI。バスティーユ駅近くのショールームで行われた。

内容は2つに分かれており、前半は短編映像が流れ、後半はプレゼンテーションの形式であった。
前半は、抽象的なイメージが幾重にもよぎるクールな映像と、各ルックの紹介。上の写真はその映像の一部である。各ルックの部分は説明を付けるために必要とはいえ、ややムードが緩んでしまった。

後半はモデルのIrina Lazareanuを招いてのプレゼンテーション。Rad Hournaiの服を身にまとった彼女をデザイナー自身が脱がせてゆく。パーツごとに剥がしてゆくといった方が適切かもしれない。前半の映像の音楽が激しいエレクトロだったのに対し、後半はIrina自身が歌うアコースティックな音色が流れていたため、とてもパーソナルな雰囲気であった。前から、どことなくプラモデルのようだと思っていた、各パーツを組み替えて出来上がる服が、色っぽく見えた。思い返してみると、オノ・ヨーコ(Yoko Ono)の「Cut Piece」から影響を受けたのかもしれない。シンプルながらも余韻の残るプレゼンテーションであった。

RAD HOURANI
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by drmbbydrm | 2011-03-27 05:55 | PARIS COLLECTION

AGNÈS B. AUTOMNE HIVER 2011-2012

AGNÈS B.

AGNÈS B.のデフィレはテュイルリー公園近くのホテル「Le Meurice」が会場であった。
各席にはAGNÈS Bの紙袋が置かれており、中にはプレスリリース、プログラム、イメージブックなどが入っていた。プレスリリースによると、1789年に起ったフランス革命にインスパイアされたようで、「au palais royal en 1789」と題されたイメージブックには、ナポレオンハットを被った男女がパレロワイヤル内を自由に歩く写真が載っていた。

あくまでも推測にすぎないのだが、このテーマはパリファッションウィークに対する彼女なりの決意表明ではないのだろうかと思った。ディオールの事件は偶然に過ぎないにしても、この産業のしがらみから軽やかに抜け出し、自らのステップでファッションを楽しみましょう、という。

カラフルでありながらも、優しい色合いの服を身にまとったモデルたちが楽しそうに現れるため、こちらまで心が弾んでしまう。服は日常的なものから、ちょっとした社交服まであり、もしカーラ夫人が着たら、少しはフランスの未来は明るくなるのかなと思ったりもした。

各々がファッションを楽しめる現在に対し、このあり方は優しく、ファッションを考えるにあたって一番大切な部分なのではないだろうか。
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by drmbbydrm | 2011-03-23 05:21 | PARIS COLLECTION

COMMUUN AUTOMNE HIVER 2011-2012

COMMUUN

COMMUUN

シルエットや素材はとてもよく考えて作られており、美しかった。しかし、ちょっとTOO MUCH感を覚えてしまった。スポーツの要素をミニマルなドレスに取り入れているのがユニークだが、良くも悪くも小技がとても多く目が泳いでしまった。ポイントが如実に現れている部分より、切り返しのディティールの美しさに目を奪われた。
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by drmbbydrm | 2011-03-20 00:06 | PARIS COLLECTION

YOHJI YAMAMOTO AUTOMNE HIVER 2011-2012

YOHJI YAMAMOTO

あの事件後、YOHJI YAMAMOTOはどこか吹っ切れたように感じる。それまで奥に隠れがちであったセクシーが徐々に露呈され、更には声を大にして語られることのなった彼自身の人生観が「My Dear Bomb」という1冊の書籍となり、今年に刊行されたばかりである。守りに入るどころか、ますます攻めの姿勢を強めている。

そして今回のデフィレは、さらに自らの重荷を捨て去るような大胆さに満ちていた。彼自身のシグネチャーカラーである黒、赤を用いてはいるのだが、驚くほどに軽やかだ。会場の照明はとても明るく、ディティールまではっきりと見ることが出来た。秋冬コレクションであることを忘れてしまうほどの、透け感のある服たちが多く、レースのワンピースからは地肌の様子が垣間見れてしまう。逆立ったキャンディカラーのヘアや、肌を這うレギンスが一層ラディカルな雰囲気を高めている。ロックでセクシーで、下手に触ると火傷しそうな、しかし非常に突き抜けたショーであった。
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by drmbbydrm | 2011-03-11 07:18 | PARIS COLLECTION

GASPARD YURKIEVICH AUTOMNE HIVER 2011-2012

GASPARD YURKIEVICH

Gaspard Yurkievichはパリ生まれのパリ育ち。今回はメンズも混ぜての発表であった。
パリ・ファッションウィークといえど、フランス人デザイナーは意外と少ない。詳しくは分からないが、総体数では日本人デザイナーの方が多い様な気がする。そして、各会場で働いている日本人の数の多さにも愕然とする。。。

写真のドレスの様に、服や靴のディティールはとても品良くまとめてあり、日常的に着やすい服が揃っている。色はブラック、(藍色に近い)ブルー、グリーンのチェック、ベージュが基調とされ、ブルーのきれいな配色に心が躍る。しかし、パターンがボディに沿っていないような印象を受けてしまった。ドレープはきれいに作られているのだが、あくまでも飾りとしてしか作用しておらず、ぎごちなさを感じてしまった。テイストはとても良かっただけに、少し残念。
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by drmbbydrm | 2011-03-10 06:32 | PARIS COLLECTION

les deux hommes

two guys

パリ・ファッションウィークのテュイルリー公園はお祭りのような賑わいを見せている。過去に何人かのスターを生んだストリートスナップも今や飽和状態のようで、公園にはカメラを持った人々で溢れている。人々の写真を撮ることには興味があるのだが、自分も不特定多数に紛れるのが嫌でカメラは始終鞄の中に入ったままだ。しかし、彼らを見た途端、思わずカメラを取り出して撮りたいと素直に思えた。お洒落な黒人って最強のような気がする。
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by drmbbydrm | 2011-03-08 07:12 | PARIS COLLECTION

BLESS N°43 Know Howowow

BLESS

パリコレクションはだいたい会場が似通っているようだが、他とは全く違う会場でBLESSのプレゼンテーションは行われた。場所は7区の閑静な建物(ギャラリーもしくはカフェであろうか)の1・2階を使用。

BLESSは毎回異なったプレゼンテーションで話題を呼ぶユニットで、今回はBLESSの服を着たモデルが絵画のモデルなるという演出。観客はいくつかの絵が描かれている状態で足を踏み入れるため、すでに幾重にも解釈の幅が広がっている。モデルの服と描かれている絵を見ながら、しばし立ち止まる人々。
ニットがモップのように付けられたアイテムはユーモアに溢れていたが、服はリラックスしたシルエットでいつになく上品。これも世相を反映してのことだろうか。素材も質の良いものが多いので、BLESS流のリアル・クローズは実際に身につけてみたいものが多くあった。
ファッションイベントというよりも、ギャラリーのオープニングに居合わせたかのようで、全体的にリラックスした雰囲気も含め、かなり満足出来た。

日本のプレスの方々にお世話になったので、ここでお礼申し上げます。

BLESS

BLESS
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by drmbbydrm | 2011-03-07 07:27 | PARIS COLLECTION