Dream Baby Dreaming

カテゴリ:PARIS( 19 )

Le soleil du printemps



パリの春。終日天気の良い日が多く、日中の最高気温は25℃近くまで達する。
昨日はTシャツ一枚でちょうど良いくらいであった。
そして日没時間は日に日に遅くなっていく。20時30分頃に夕暮れが訪れるため、体感の気分は日本の8月に近い。
まだまだ日照時間が延びることが、にわかに信じがたい。

さらに、まぶしい太陽!緯度の関係なのか、強い光が瞳に入り込んでくる。今まで、ファッションアイテムとしてしか捉えていなかったサングラスを、いよいよ購入することになりそうだ。
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by drmbbydrm | 2011-04-24 01:15 | PARIS

'God Machines' by Robert Longo, Paris

デジタルメディアの台頭により、写真と絵画の境界は全く無くなった。
個々人の表現に留まっていたイメージは、意図をせずともウェブを流れ、不特定多数の目に晒される様になった。
かくいう自分自身も多くのイメージをウェブに挙げている。
このイメージの氾濫は、人々の一体何を変えてしまったのだろうか。
水増しされた分だけ、各々のイメージの強度は弱くなり、人々の感度は衰えてしまったのだろうか。

'Untitled (Mecca) by Robert Longo, 2011

Robert Longoの個展がパリのGalerie Thaddaeus Ropacで開催されている。
彼の作品を初めて知ったのは、Bottega Venetaのキャンペーン写真なので、まだ日は浅い。
1980年代前後、彼は、人々のモーションキャプチャーを捉えた「Men in the Cities」シリーズによって、ニューヨークで脚光を浴びた。先のBottega Venetaも、このシリーズに倣ったものであった。

そして、今回の個展では、彼の絵画作品が展示されていた。これが極めて写真的に描かれており、あからさまでないにしろ、ブレやボケ、陰影やネガの質感まで漂ってくるものであった。この試みは、リアリティの不在を埋めるものではない。むしろ、多くのイメージの間に流れる「ゆらぎ」のようなものが表現されていることに真価を感じた。
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by drmbbydrm | 2011-04-16 07:31 | PARIS

Je suis un amoureux de lycée.



フランスのエレクトロユニット、AIRの「Playground Love」は、彼らのなかで一番好きな曲。
この曲は、ソフィア・コッポラの映画「Virgin Suicides」のサウンドトラックに収録されている。
なぜか忘れることのできない夢のように、ものうげで切なく、儚い。

晴れた午後、軽やかにバスに飛び乗った彼と彼女。
この曲の冒頭のフレーズをフランス語に変え、写真のタイトルにしたいと思った。
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by drmbbydrm | 2011-04-07 06:45 | PARIS

Je voudrais me couper les cheveux.



フランスに入国して以来、一度もハサミを入れていなかった髪の毛を、遂に切る決心をした。

パリの美容院のカットの料金は40€前後が相場らしい。日本の美容院と同じくらいであろうか。

渡仏前から、せっかくなのでパリジャンに切ってもらおうと考えていた。しかし、無精なもので、自分の語学力を半ば言い訳に、気が付けば、かれこれ4ヶ月以上放置してしまっていた。
いい加減うっとうしくなり、どこか良いところはないかと考えあぐねていたところ、友人が安くてなかなか感じの良いお店があると教えてくれたので、そちらで切ってもらうことにした。

お店の名前は「Arnaud PAYEL」。coiffure masculineという名の通り、男性のためのサロンである。地元のおじさん、お洒落な若者とけっこう幅広い層が来ており、こじんまりとしたスペースにオブジェがきれいに配置されている。入口にテーブルと椅子、植物が何気なく置かれているのに好感が持てた。coiffure masculineを床屋と訳して良いか迷うところだが、日本では「cut atelier room3」(チェーンではなく個人の方々でやっていらっしゃるお店)で何年もお世話になっていたので、ここに来てcoiffure masculineとは我ながら意外な選択であったと思う。
料金はカット&シャンプーで19€。予約時に気付いたのだが、この店は2人の男性が経営しており、一人の客につき、基本30分が当てられているようだ。けっこうタイトな時間だが、それが安さの理由なのかもしれない。だからといって決して手を抜かずに、ハサミと櫛を動かし続けていた。タンッタンッタンッとあっという間に終ったが、心地良いひとときであった。
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by drmbbydrm | 2011-03-29 06:17 | PARIS

コルビュジェに触れる



パリ14区の隅っこにCité Internationale Universitaire de Parisというエリアがある。ここは世界中の学生が住む総合施設だ。偶然知り合ったスイス人の友達がここに住んでおり、案内をしてもらうことになった。公園のなかにそれぞれの国の学生が住む建物が点在し、その中央部にホールやアトリエ、図書館、プールを総括する建物があるという感覚をおぼえる。そして、国毎にデザインの異なる建物は外観を見ているだけでも楽しく、個性を遺憾なく発揮している。日本館もあり、旅館を縦に引き延ばしたかの様なデザインであった。
各国の建物を見、練り歩いた後、いよいよ「スイス館Fondation Suisse」を案内される。これは近代建築の巨匠ル・コルビュジェが手掛けた建物である。目に入った途端、外観の直線のしなやかさに目を奪われてしまう。この建物に限らず、各国の建物は通常入ることは出来ない。本当に偶然の出会いに感謝しつつ、中に入ると、いつまでも真新しい建築がそこにあった。光がつねに満ち、ゆるやかな曲線を描く階段や美しいロビーの絵画、ところどころを彩る壁の色合いや彼の家具たち。部屋も案内してもらえたのだが、部屋内のレイアウトもコルビュジェの手によって施されており、心底羨ましかった。
写真も撮ろうとカメラを持参したのだが、この建物を撮ることがいかに難しいかを思い知らされた。一見ミニマルに見えるのだが、ディティールの文脈があまりに多いため、焦点が定まらないのだ。
そういうわけで、ごく一部のものしか撮ることができなかった。
友人が許してくれるのなら、もう一度撮りに行きたい。是非。


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by drmbbydrm | 2011-02-28 05:39 | PARIS

ヴォージュ広場



2011年になってから、ほとんど雪の降らないパリ。12月は、あまりの寒さに心身ともに堪え、日本との気温差に愕然としていたが、最近はむしろ日本よりも暖かい。そして、とうとう最高気温も12〜13℃まで上がるという事態までに達した。先週の金曜日は、驚くべきほどの行楽日和で、小中高がちょうど2週間の休みに入ったというタイミングもあり、マレのヴォージュ広場は、かなりの人で賑わっていた。
ここは、広場を囲むように、そして少し距離を置いてレンガの建物が建っているため、とても歩きやすく、晴れるとかなり見晴らしが良い。ユゴーの住んでいた家が近くにあったり、1612年の建物が現代まで残されていたりと、かなり歴史的価値のある広場である。

ユゴーの「レ・ミゼラブル」は小学校の頃、(確かに)読んだはずなのだか、冒頭と最後のシーンしか思い出せないという博学さのまま、家を訪れ、実はかなり裕福な家庭の生まれだったことや(となるとレ・ミゼラミルは出自に対するアンチテーゼか?)ロダンの彫ったユゴーの彫像やところどころに置かれているエキゾチックや家具がロダンの手掛けたものだったりと、一小説家に収まらない彼の多面性を知ることができた。一緒にいった人は音声ガイドを片手にユゴーの人間性、彼にまつわる愛に触れることが出来た様で、かなり満足していた。やはり背景を知ることも大切なのだろうか。それよりも忘れてしまった物語を再び手にしてみよう。


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by drmbbydrm | 2011-02-15 05:37 | PARIS

バンブ 蚤の市



先週の日曜は珍しく快晴だったため、絶好の散歩日和。前日まで引っ越しをしていたため、多少の疲れもあったが、パリの冬のあまりにも少ない快晴(しかも日曜日だ!)を逃す訳にはいかない。そこで、前から関心があり、引っ越し先からは目と鼻の先のPorte de Vanes駅近くの「バンブ 蚤の市」に行くことにした。11時に着いたのだが、既に黒山の人だかり。「芸術新潮 パリと骨董」号でtamiserの吉田氏がお勧めしていたので、何となく素朴な骨董市であると思っていたが、予想よりも遥かにざっくばらんであった。食器、家具、古本、古着、布切れ、ボタンならまだしも、フライ返し、ハンガーなんてのも。後者は骨董というよりも、工業製品が多少劣化したと表現する方が適切だ。
机上に陳列されたものは、やはり魅力的な物が多い。しかし、それよりも箱や路上に乱雑に置かれた物(これらは総じて廉価)をよく探すと、真鍮のグラスや古いキーホルダーなど、思いがけないものに出会うことがあった。もっとじっくり見たかったのだが、13時終了。また訪れるしかない。

注:値段は書かれていないものが多いので、店主に聞き交渉する。
食事や談話などで店主不在の時もあるので、その際には近くの別の店主に居場所を聞くこと。

sleep
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by drmbbydrm | 2011-01-23 08:08 | PARIS

人間は自由という刑に処せられている

jean paul sartre simone de beauvoir



毎月第一日曜はルーブル美術館が無料だということで、10時頃に着いたのだが、
すでに長蛇の列。5時間待ちだという。
選択を変更し、モンパルナス墓地へと向かった。
ここには数多くの著名人が眠っているため、多くの人が訪れる。
セルジュ・ゲンスブールの墓の前で、彼の曲を聴くという、ある種のシャーマティックな体験をしたのち、
ジャン=ポール・サルトルの墓に立ち寄った。

この墓が実在する限り、人は赴き、キスをするのだろう。
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by drmbbydrm | 2011-01-05 06:22 | PARIS

近くて遠い場所

from the hill

久しぶりに投稿。前回のアップからまた随分と時間が経ってしまった。そして、今はパリで暮らしている。
文化が共有されていない名古屋という街で何らかの軌跡を残したいという思いから始まった冊子「Dream Baby Dream」。
3号まで刊行できたことは自分にとって喜びであったと同時に、伝えること、継続することの難しさを痛感する体験でもあった。事情により休止となってしまったが、ここで得た教訓は大きかったと思う。

ブログは2011年には上手く動かしてゆきたいと思っている。
パリでの暮らしを書いたものがメインになると思いますが、よろしくお願いします。

以下で写真をアップしているので、こちらもよろしく。
http://www.flickr.com/photos/shotarookada/

それでは良いお年を!
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by drmbbydrm | 2010-12-30 18:24 | PARIS