Dream Baby Dreaming

カテゴリ:PARIS( 19 )

Atelier 154

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ぼくの好きなエリアは決してシャンゼリセではないと気付いたとき、どこか肩がふっと軽くなるような気がした。どこかフランクで暖かく、幾度か足を運べば顔見知りに、そうでなくても紳士に振る舞えば、ちゃんと応えてくれるようなエリアがいい。少しイタイ目に合うかもしれないが、それはそれで街の彩りを鮮やかにしているのだから、酸いも甘いも受け入れよう。そんな界隈がオベルカンフ通りだと思う。ここで偶然出会った「ATELIER 154」というお店は、先に述べたことが全て詰まっている。詳しくはこちらの記事をご覧下さい。

When I realized that I couldn't be much into Champs Elise, I felt relaxed. Perhaps I had been stressed out to fit to Paris. I mean I like the area where people are frank and warmness. If I would go there several times, I would be known, if not, I would have to be gentle for them. It would be OK so. Some times, perhaps I would disappointed about the area, I would take it. I think it is Oberkampf. And "Atelier 154" made me feel like this.
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by drmbbydrm | 2012-01-19 19:52 | PARIS

Dans le 7é arrondissement



パリ滞在期間も残り3ヶ月余りとなった。
動機はかなり曖昧だったものの、この街で、自分自身のことを見つめることが多少なりとも出来たような気がする。自分自身が動き出さなければ、周りは反応してくれないということを痛感させられもした。意外なところでレポンスは得られるものでもある。
と書いてはみたものの、基本的にはこの街を野良犬のように徘徊しているのが僕の日常。さまよっている間は、とにかく脳を空っぽにして心の赴くままに、ただひたすら歩く。そして、驚くような場所に出会う。振り返ってみると、パリに限らず、他の街に対しても同じような行動を取っている。もしかしたら、生来の寄り道好きなのかもしれない。あらゆる点において。

先日は7区内を勝手気ままに歩いた。地図を持参していても、犬の様にマーキングしないのが僕の悪い癖だ。上の写真の公園に再び訪れることができるか分からない。素敵な公園。下の写真は「Deyrolle」という昆虫、動物の剥製が売られているお店。孔雀やライオン、シロクマが至近距離で置かれているため、隅々まで観察することができる。瞳孔を見ると、それらは生きていないと分かるのだが、動物園では見られない毛並みや歯の部分まで見れる分、妙にリアリティがある。店内の空間は時が止まってしまったかのような、生きながらに死んでいるかのような、独特の命のリズムを刻んでいた。


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by drmbbydrm | 2011-08-14 20:45 | PARIS

CINÉMA EN PLEIN AIR



月日は流れて、パリはいまヴァカンスの期間である。エッフェル塔や凱旋門は、観光客で賑わっている。パリの人々はこの街を抜け出し、存分に各々のヴァカンスを楽しんでいることだろう。お国事情として、皆が一斉にヴァカンスを取るのではなく、時期をずらして取るらしい。例えば、子供を持つ人を優先させるといったように。

住人のいない空虚なパリ、観光客ばかりのパリ。

しかしヴァカンスに出掛けない人々のためにも、パリは創意工夫をこらしている。今回は、自分の住んでいる場所みたく、パリのすみっこで行なわれるフィルムフェスティバル「CINÉMA EN PLEIN AIR」について述べようと思う。
このイベントはParc de la Villetteの屋外のスペースを用い、7月19日〜8月21日まで開催される。日没時、だいたい22:15〜22:30に開始され、毎回一本の長編映画(日によってはプラス短編映画)を上映する。なので終了は終電間近。しかしながら、屋外の開放感と鑑賞が無料ということもあり、多くの人々が訪れている。
扱う映画はフランスだけでなく、世界各国のものが揃っている。日本の映画はないものかとスケジュールを確認したところ、監督は日本人ではないものの、数年前に話題になった「TOKYO」が上映されるのを発見。これは東京をテーマにしたオムニバス映画で、3人の映画監督がこの地をテーマに映画を製作したもの。未観賞であったため、この際観ることにした。付け加えとして、この「TOKYO」、なかでもLeos Caraxの「MERDE」がフランス人にどのようなリアクションをもたらすのかが気になったのも、僕に足を運ばせた理由のひとつ。
実際の映画は想像力を刺激する素晴らしいもので、日本人、東京に暮らす人々のセンシティブな部分が見事に描かれていた。先の「MERDE」は、怪人Merdeが東京の街を襲うという内容で、このセンシティブな部分に警笛を鳴らしたかのような作品であった。この極端な怪人を笑うのか、恐れおののくのかが大きな分かれ目であり、僕は恐れるまでは至らなかったものの、社会の風刺としてドライに観ていた。この映画で驚いたのは、多くのフランス人が終始笑っていたことであり、出自や国民性の違いを感じずにはいられなかった。こう思うのも僕がセンシティブな日本人だからだろうか。これがMerde à Parisだったら彼らのリアクションも異なるのだろうか。。。

そして、写真は「TOKYO」と合わせて上映されたMichel Gondryの「La Lettre」から。


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by drmbbydrm | 2011-08-01 20:29 | PARIS

FONDATION SUISSE - WALL OF TOMORROW VERNISSAGE - PARIS

Installation et posters Diego Fellay

友人であるDiego Fellyの個展が、FONDATION SUISSEで行なわれた。以前blogに書いたが、彼にこの建物を案内してもらったことがある。彼の本業はグラフィックデザインということもあり、この建物の設計者であるル・コルビュジェにオマージュを捧げたポスターをいくつか作成。抽象的な絵柄のポスターたちが、サロンの壁面に飾られ、上品に彩りを添えていた。
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by drmbbydrm | 2011-06-18 21:11 | PARIS

Le 11 Juin 2011

LES PRISONNIERS DU NUCLEAIRE

この日、パリ市内で原発反対のデモが行なわれ、これに参加した。実は、当日まで自分の考えが上手くまとまらないままであった。しかし、起ってしまったことの重大さ、今後の未来のことを考えると、やはり原発という選択肢はあってはならないという思いが生じる。ある種の強迫観念が働いているとしか思えない日本の過剰な電力消費量、かの国で起っている数多くの文脈のズレ、すり替えを他国にいる立場から糾することができればと思う。

以上の逡巡はあったものの、結局は「NO NUKE♥」と言いたいだけなのです。

FOR A NUCLEAR FREE WORLD
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by drmbbydrm | 2011-06-16 01:46 | PARIS

Mike Mills in colette

Mike Mills

Mike Millsの新刊「DRAWINGS FROM THE FILM BEGINNERS」に合わせ、coletteにて彼のサイン会があった。事前に、ショップのウインドウに彼のペイントが直接描かれることを知り、翌日に店に赴いたところ、その日の18時からサイン会が行なわれるということを知るという、何とも得がたい偶然によって導かれたのだった。
当日、店内入口付近のちょっとしたスペースで、お客と談笑しながら書籍にサインを行なうMike Mills。Sonic Youth、Airの音楽から彼の作品を知り、彼の作品をフォローすればするほど、ますます虜となってしまった思春期をふと思い出し、緊張のあまり尻込みしてしまった。自分が購入したのは、NYで少部数発行されいる「Me Magazine」という雑誌(中綴じのフラットな質感などがZineに近い)。 この雑誌については次回以降に書こうと思う。
自分の名前を告げると以下の様にサインをしてくれた。近々公開される映画も非常に楽しみである。

Thank you, Mr. Mike Mills. I look forward to seeing your next film.

Thank you, Mr. Mike Mills!
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by drmbbydrm | 2011-06-14 04:30 | PARIS

Mark Borthwick in Ofr.

Mark Borthwick

5月23日にOfr.にて行なわれたMark Borthwickのコンサートに足を運んだ。これは、République近くのギャラリー兼ブックショップのOfr.の15周年と、Markの新刊の発売を兼ねたイベントで、前々から告知されていたため、指折り数えて待っていた。去年あいちトリエンナーレなどで来日をしていたものの、都合が付かず見過ごしてしまったものが、この地で見れるとは何とも奇遇である。

Ofr.からワインとケーキがもてなされ、ワインを飲みながらしばしギャラリー内に展示された写真や映像を鑑賞。しばらくして始まったコンサートはMarkの人柄がよく表れたもので、キャンドルの明かりとお香が立ちこめる中、始まりもなければ終わりもないような曲を、様々な楽器を用い、子供達とともに演奏していた。非常に感覚的で、2時間半で4〜5曲演奏したのだろうか。おそらく本人にも分からないだろう。

そしてギャラリーの壁一面に貼られた小さな写真は、そのどれもが光を放ち、小さな驚きに満ちていた。


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by drmbbydrm | 2011-05-30 04:59 | PARIS

L'Orient des femmes vu par Christian Lacroix



5月15日まで行なわれ、Christian Lacroixがキュレーションを務めた「L'Orient des femmes 」を見た。ここで展示された民族衣裳は中東から北アフリカあたりのもので、風土や宗教の影響を多分に感じさせるものが多くあった。型自体が全体的に台形を描いていたり、袖の部分が三角形になっていたりと、これらはおそらく他地域には見ることのできない特徴だと思う。展示された服はワイヤーで吊るされ、型のかたちと相まって、さながら凧のようであった。型の類似はあるが、ひとつひとつがオリジナリティに満ち満ちており、独特の赤みのかかった刺繍の芸の細かさ、金属飾りの奥深さに目を奪われた。

他の写真はこちらでご覧頂けます。


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by drmbbydrm | 2011-05-29 05:56 | PARIS

Anthony Gormley: FOR THE TIME BEING

Anthony Gormley

新潟のトリエンナーレ以来、久方振りにAnthony Gormleyの作品を観た。
彼は、身体と空間の関係を、自身の彫刻を用いて表現するアーティストである。
先のトリエンナーレでは、空き家に鉄のロープを張り巡らせ、天井部分に人を模した彫刻を浮かべるという展示を行なっていた。

今回の展示は先のRobert Longoと同じギャラリーで行なわれ、1階は上の写真のように大きめの彫刻(流し見てしまったので、ディティールをチェックしなかったが、素材が独特)を展示、2階では30〜50cm弱の小さな木の彫刻を点在させていた。

そして、小さい彫刻のコーナーでちょっと遊んでしまった(1)(2)!
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by drmbbydrm | 2011-05-09 18:24 | PARIS

Le Bon MarcheにてVoyage d'Hermèsが香る



パリの左岸にある「Le Bon Marche」は個人的に一番好きな百貨店である。ここはSaint-Germain-des-Présの端に位置しており、大きな観光スポットが特にないので、いつ来ても落ち着いている。この界隈にはスノッブで裕福な人々が住んでいるためか、店のレイアウトや企画展示も他の百貨店とは一線を画している。例えば、商品と商品との間隔。隙間を埋めず、余白を贅沢に使った陳列。また、ファッションウィークの最中には、Diorのオートクチュールの展示を行なっていた。トイレが最上階にしかないのもご愛嬌。

更に、目を喜ばせてくれるのが、入口付近や1階の通路に所々展示されているParfum(香水)の展示である。通常なら、香水とサンプルがあるだけだが、ここでは香水のイメージソースも合わせて展示されているのだ。例えば、ウッドの香りなら、香水の隣にウッドを添えるといった様に。それが、あまりにも品が良いのだ。

今回の投稿は香水に関連した話。Le Bon Marcheの売り場をうろうろし、ふとエルメスの香水コーナーの前に立ち止まっていると、この百貨店のマダムが寄って来ては、日本人かと尋ねてくる。そうだと答えると、彼女はエルメスの香水に関心があるのを察したらしく、香水の近くにあるポストカードを取り出し、そこに香水を4〜5回吹きかけ、「いい匂い。Bonne Journée ♪」と言い、手渡してくれた。香りもそうだが、ポストカードの完成度も素晴らしかった。ポストカードは3枚綴りになっており、一枚めくると、香水を吹き付ける紙がある。この紙が水に反応するようになっており、マダムが香水を吹き付けるたびに、香水のボトルのデザインが浮かび上がってきたのだ。これには感動せずにはいられず、ラグジュアリーの真髄に触れた気がした。そして、今も机の引き出しで香るVoyage d'Hermès。


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by drmbbydrm | 2011-04-26 06:33 | PARIS